アーカイブ: 3月 2012

介護現場におけるインプラント

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

春らしく、三寒四温の日が続いていますが、体調には気をつけましょう。

さて、インプラントを入れたのはいいけれど、将来高齢になり手入れが十分にできなくなった時、心配かと思います。

インプラントはQOL(クオリティーオブライフ)生活の質の改善に大きく寄与する素晴らしい治療方法です。

介護を受ける状態になっても、インプラントのおかげで咀嚼を出来ますし、

生きる喜びをきちんと噛めることで得られると思います。

義歯(入れ歯)よりは優れていることは科学的に証明されています。

しかし、安易なインプラント手術は、高齢になった時に足かせになることがあります。

手入れがしやすい設計が大事です。

また、ご自身の歯が抜けても、修復可能な状態を考えておくこと。

当院では、将来的なことを見すえてインプラントの手術、設計をおこなっています。

安易に手術をすることはお勧めしておりません。

 

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虫歯菌と潰瘍性大腸炎

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

本日の日本経済新聞朝刊の記事です。

虫歯の原因である、ミュータンス菌の一種に感染すると、潰瘍性大腸炎となるリスクが4倍になるという記事です。

口腔内の細菌が、血液中に入り込んで様々な悪影響を及ぼすことは知られています。

口腔内では、歯周炎などで炎症を引き起こしている方が多いため、

炎症部位から細菌が入り込みます。

やはり予防は歯の手入れや、定期的な歯科検診。

また、プロフェッショナルによる衛生指導、クリーニングが重要になります。

 

投稿日: by nomura

学術講演会に行ってきました

葛飾区金町 尾澤歯科医院 院長の野村です。

最近は日曜日に講習会等が入ることが多いのですが、

先週の日曜日は私が理事をしている、日本歯科先端技術研究所の

学術講演会が盛大に開催されました。

澤田則宏先生に「歯内療法を再考する」との演題にて講演していただきました。

歯内療法をするにあたり、術者の意思決定が重要であると再認識いたしました。

すなわち、十分な診査のもと、正しい診断を行い、科学的な根拠にもとずいた

歯科治療をおこなうことが重要であるということです。

当院においても、北米の歯内療法専門医と同じ考えのもとに、

最高の治療を提供するべく日々努力しております。

 

 

投稿日: by nomura

CGF講習会

葛飾区 金町 尾澤歯科医院 院長の野村です。

先日、CGF(Concentrated Growth Factors) の講習会に行ってきました。

血液中の増殖因子を活用する手法の一つです。

PRP(Platelet-rich Plasma)は当院において10年前より取り入れていましたが、

最近の手法であるCGFを学んできました。

抗凝固剤を使用せず、血液中の凝固因子を刺激することで自然凝固させる手法です。

また、強固なフィブリン繊維を形成させることで操作性が高くなっています。

抜歯窩に入れることで、治癒を早めたり、

インプラント手術の際に自家骨や人工骨と混ぜて使用したりし、

治癒を早めるのに有効な手法であると認識しました。

当院においては、まだPRPをおこなっておりますが、そろそろCGFに切り替える必要性を感じた1日でした。

 

投稿日: by nomura

口腔ガン検診

葛飾区 金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

当院では、定期健診の際に口腔ガン検診を行うことにしました。

全員に無料で行います。

検診部位は、上顎頬側舌側粘膜、下顎頬側舌側粘膜、口腔底、舌周囲です。

口腔ガンはもちろんのこと、前ガン病変は注意が必要です。

また、口腔ガンは進行が早いため、早期発見、早期治療が必要になります。

大学病院やガンセンターなどと連携をし対処いたします。

 

投稿日: by nomura