院長ブログ

小児の局所麻酔について

東京都葛飾区 金町 尾澤歯科医院 院長の野村です

小児の歯科治療時、局所麻酔薬を使用することがあります。

虫歯があり治療に必要な場合にのみ使用するものですが、薬剤を体の中に入れる以上100%安心な薬は存在しません。

学会などでもごくまれな報告として、アレルギー反応(アナフィラキシー)や、局所麻酔薬中毒などが副作用として挙げられます。

当院でも小児歯科の標榜をしていますので小児歯科治療をおこないます。

局所麻酔薬は治療時の苦痛を緩和する目的で使用します。

アレルギー反応やその他の副作用が出ないか、歯科医師、スタッフ共に監視下にて治療をおこないます。

もし副作用が出た時は、適正に対処できる体制を整えております。

医療事故の発生を防止するために最善をつくしておりますので、安心して治療を受けてください。

小児の医療事故の報道がありましたので、今回記載いたしました。

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インプラント オーバーデンチャー

東京都葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

2018年2月3日(土)二階堂雅彦先生主催の歯周病勉強会にてインプラントオーバーデンチャー(IOD)の講演をおこないました。

IODは万能とは思いませんが、上手く利用することで快適に食事をすることが可能になる治療方法です。インプラントオーバーデンチャー(IOD)はインプラントの上に義歯を作製したものです

下顎総義歯の患者です。4本のインプラントをしました。インプラントの上にアタッチメント(ロケーターアタッチメント)をつけて入れ歯を装着します。

下顎の総義歯を快適に使用するためには、動かない入れ歯が必要です。インプラントを利用したインプラントオーバーデンデンチャーは確実に動かない入れ歯にすることが可能です。

使用するインプラントは2本から4本です。

最小限のインプラントを用いることで治療費用を抑えることができます。

アタッチメントにはいくつかの種類があります。

バータイプ、ボールタイプ、マグネット、ロケーターなどが挙げられます。

バータイプのアタッチメントです。入れ歯側にバーを挟み込むような装置を付けて使用します。

これはマグネットタイプのアタッチメントです。磁石は入れ歯側に装着しますので、MRI検査時には入れ歯を外して撮影を行います。

それぞれ利点、欠点がありますので適したものを選択します。

総義歯が動いて咬めない。部分床義歯で残存歯に負担がかかりうまく使えない。など様々な問題を解決します。お困りの際は相談して下さい。

 

 

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歯の接触癖について

東京都葛飾区 金町の尾澤歯科医院 院長の野村です。

かみ合わせは重要ですが、普段のなにもしていない時に上下の歯はどのようになっていますか?

口唇は閉じていますが、上下の歯は接触していない状態が正常です。

生理的な歯の接触は咀嚼、嚥下、会話が挙げられます。

1日に17.5分(文献による)しか生理的な歯の接触は無いようです。

これに対し、非生理的な歯の接触が問題となります。

歯ぎしり、食いしばり、上下歯列接触癖(TCH)、ゲームやスマートフォンなどに熱中してくいしばる。など、寝ているときを含めて問題となります。

上下歯列接触癖(Tooth Contacting Habit)略してTCHといいますが、患者さんはこれを癖として認識していません。

顎関節症の原因の1つとして重要視しています。

スマートフォン、携帯電話が普及していますが、画面を見るときに下を見るようになります。うつむいた状態ですと上下の歯は自然とぶつかります。この状態に慣れてしまいますのでこれが普通の状態となってきます。

精密な仕事や、パソコンでの仕事も同様です。

治療法は、第一に異常な行動であることを意識させることから始まります。患者さんは異常とは認識していませんのでこれが重要となります。

貼り紙法も効果があります。

パソコンの画面や、画面の脇にポストイットなどのメモを貼ります。歯を離しリラックスなどが良いです。1日のうちによく居る場所をみつけて貼っていきます。

もしTCHを見つけたらどうするか。

これは、ご自身で約束事を作りましょう。

例えば、TCH発見→姿勢を正して深呼吸を必ず行う。

これは何でもいいので決まり事を作って意識付けをすることが大事です。

ご自身は大丈夫と決めつけずに意識することからはじめていただけたらと思います。

 

 

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歯周病のためのうがい薬

東京都葛飾区金町 尾澤歯科医院 院長の野村です。

尾澤歯科医院でお勧めしている歯周病のためのうがい薬を紹介します。

ライオンの「システマSPT」と、アース製薬の「モンダミンプロケア」です。

いずれも歯科医院のみの扱いとなります。

歯周病を予防するためにはセルフケアが重要です。

尾澤歯科医院においては、歯科衛生士による指導を徹底しています。

しかし、セルフケアには個人差があります。

口腔内の状況も歯並びや、歯周炎の進行状況、細菌の種類や数など個体差が大きいのが現状です。

少しでもセルフケアの補助となるのであれば、このようなうがい薬を使用してみるのも良いと思っています。

特徴的な成分ですが、

1.CPC(塩化セチルピリニジウム)

口腔内の原因菌を殺菌します。

2.GK2(グリチルリチン酸ジカリウム)

抗炎症作用があり、歯ぐきの腫れや炎症を防ぎます。

3.TXA(トラネキサム酸)(モンダミン プロケアに含有)

出欠予防成分のTXAにより歯ぐきからの出血を防ぎます。

特にCPCは歯周病の原因菌である1P.gingivaris や A.actinomycetemcomitans の殺菌効果が認められていますので歯周病の方や予防にお勧めです。

モンダミンプロケアは希釈する必要がなく簡単にご利用いただけます。ボトルが大きいため、持って帰る時に重たいのが欠点でしょうか。味もノンアルコールでマイルドなため使いやすいと思います。歯科医院専売ですので、取扱している歯科医院にてお求め下さい。

 

 

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年末・年始の診療について

葛飾区金町 尾澤歯科医院 院長の野村です。

尾澤歯科医院をいつもご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。

今年も残りわずかとなりました。

12月は27日(水)までの診療となります。

来年は1月5日(金)から診療スタートです。

日本歯科医師会では、休日当番医を設けております。

もしお困りの際は、ご自身の住所の歯科医師会当番医にて対応をお願いします。

インフルエンザが大変流行しています。

くれぐれもご自愛いただき、来年も皆様の元気な姿を楽しみにしております。

では、良いお年をお過ごし下さい。

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ハンドピースの滅菌について(院内感染予防)

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

当院ではお口の中に入る器具類は、全て患者ごとにオートクレーブにて滅菌しています。

タービンやコントラハンドピース(歯を切削する器械)も患者ごとにオートクレーブ滅菌をしています。

滅菌器はドイツのシロナ社のものを使用しています。

ハンドピース内部は通常のオートクレーブでは滅菌出来ないため、ヨーロッパ基準EN13060のクラスSをクリアしている高性能な滅菌器を使用しています。

マスコミの影響でしょうか、衛生環境に関心がある患者さんが増加しています。

当院では院内感染予防を重視しています。安心して通院していただけたらと思います。

 

 

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歯周病治療の種類は?

東京都葛飾区金町 尾澤歯科医院 院長の野村です。

当院では歯周病のコントロールを重視しています。

歯周病のコントロールは口腔内細菌のコントロールになります。

口腔内の疾患の多くが口腔内細菌が原因です。

従って、歯周病をコントロールすることは口腔内の疾患を防ぐことにつながるということで重要視しています。

歯周病治療にはいくつか種類があります。

①プラークコントロール

歯磨き指導により、プラーク(細菌)を極力減少させます。歯科衛生士が担当します。歯周病治療の基礎となりますので頑張りましょう。目標は20%以下(プラークコントロールレコード:PCR)です。

②スケーリング、ルートプレーニング

歯に付着して歯磨きでは取れない歯石などの付着物を取り除きます。歯科医師や歯科衛生士が担当します。プラークを放置すると、石のように固くなってしまいます。超音波スケーラーや、ハンドスケーラーを用いて除去します。一度に全て取り除けないために、4〜6回かけて行います。これも地道な治療ですので頑張って通って下さい。

③歯周外科

歯周ポケットの奥の方にある歯石は、②の治療では取り除けません。麻酔をして歯ぐきを切開して手術をします。直接眼で確認して治療ができるため確実に除去することが可能です。さらに、リグロスという再生治療に用いる薬を使用すると効果的です。健康保険適応です。このほか保険適応外の薬(エムドゲイン)も大変効果的です。担当医にご相談下さい。

④メインテナンス

継続したメインテナンスは大切です。歯周病は生活習慣病ですので、元に戻ってしまう可能性があります。かかりつけの歯科医院にて定期的にメインテナンスをしましょう。

 

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新しい歯周病の薬「リグロス」

東京都葛飾区金町 尾澤歯科医院 院長の野村です。

健康保険適応の歯周炎の薬「リグロス」が発売となり、尾澤歯科医院において取り扱っております。

今まではエムドゲイン(保険適応外)を使用していました。

エムドゲインはこれからも使用していきますが、保険適応外のため自費治療になります。

トラフェルミン(商品名リグロス)は血管新生促進、肉芽形成促進、表皮形成促進させる効果があります。結果的に歯周組織の再生を促します。

歯周炎の治療は初期治療として歯磨き指導、歯石除去(歯肉縁上、歯肉縁下)を行います。

再評価(歯周精密検査)の後に、必要であればFOP(フラップオペレーション)を行います。

FOPの際に使用するのがリグロスです。

今までは、健康保険適応の術式では、FOP時の再生治療は認められていませんでした。従って、組織の再生まではあまり期待出来ませんでした。

リグロスを利用することで、歯周組織の再生が期待できるようになりました。

使用には適応症や適切な利用方法がありますので、すべての症例を対象としていません。

十分な診査、診断のもとに行います。

診療費用は歯の本数により異なりますので、担当医にお問い合わせ下さい。

 

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日本口腔インプラント学会学術大会

東京都葛飾区 金町の尾澤歯科医院 院長の野村です。

平成29年9月22日から24日にかけて、仙台国際センターにて日本口腔インプラント学会学術大会がおこなわれ、参加してきました。

「20年前のエビデンスは今?」というシンポジウムがありました。

20年前は私がインプラント治療を始めた頃。

まだまだ科学的根拠に乏しい面があったため、様々な論文を読み、それを検証していく事を繰り返していました。

幸いなことに、正しい方向に向かっていたようで、現在の潮流と変わらず進んで来ています。

20年前に自己流にならず、正しい方向に導いてくれた先生方に指導していただいたおかげです。

これからは若い先生に対し、同じ役割が出来ればと思っております。

 

 

 

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将来のインプラントについて

東京都 葛飾区 金町の歯科医院 尾澤歯科医院 院長の野村です。

尾澤歯科医院では約35年前よりインプラント治療をしています。

35年前は現在使用されているチタンの他、人工サファイア、チタンにHA(ハイドロキシアパタイト)などなど、様々な素材のインプラントがありました。

現在はチタンの他、ジルコニアなど新しい素材が出てきております。

尾澤歯科医院では、スイスのストローマン社のインプラントを主に使用しています。

ストローマン社のインプラントはチタンとジルコニアの合金にすることで、機械的強度を上げています。

従って、今までよりも細いインプラントを使用しても破折することなく問題なく経過しています。

また、インプラントで重要なのが、インプラント表面の性状です。

表面性状は各メーカーによって全く異なります。

骨細胞が成長しやすい性状、細菌が繁殖しにくい性状などが求められます。

ストローマン社の表面性状はどのメーカーのインプラントよりも文献的に優れていることが分かります。(Derks J らJ Dent)

現在の表面性状はマイクロストラクチャーのレベルですが、

近い将来にはナノストラクチャーになります。

このことにより、細菌が付着しにくく、細菌のバイオフィルムを壊す表面性状になっていきます。

細菌、抗生物質が効かない耐性菌の話題がマスコミで多く報道されるようになりました。

内科で風邪で抗生剤を処方しないように通達が出されたほどです。

動物実験では行われていますので、ナノテクノロジーがインプラントに応用されるのはもうすぐです。

ある文献によると、実験的にナノ性状を与えたインプラントは黄色ブドウ球菌が約20%死滅、

緑膿菌は約50%死滅。現在のところはこのような結果です。(Bhadraら2015)

もっと成績の良い表面性状が出てくることを願っております。

尾澤歯科医院ではこれからも、世界中で多くのインプラントがある中で、最善な製品を現使用メーカーにこだわらずに提供していきます。

 

 

 

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