アーカイブ: 10月 2014

Prof.Morton講演

東京都葛飾区の歯医者 尾澤歯科医院院長の野村です。

26年10月19日(日)アメリカ ルイビル大学補綴科のモートン教授の講演がありました。

モートン教授は5年前に学会にて講演された時、私が座長をした先生です。

今回は無歯顎者におけるインプラント治療の講演。

インプラントの講演は審美の話が多く、高齢者に対する治療や機能的な話題が少ないのですが、

モートン教授は無歯顎補綴の話を総義歯の原点から話していたのが印象的でした。

私が歯科医師として初めて入門したのが総義歯の教室でした。

早朝より終電まで3年間どっぷりと総義歯にはまっていましたが、教室の外に出るとマニアック過ぎるのか同業者で総義歯について話をする先生はほとんどいませんでした。

モートン教授の話は20年前を思い出させてくれたため、私にとっては大変有意義な時間となりました。

また、デジタル印象や、CAD CAM技工の最前線の話も伺うことができました。

日本ではデジタル印象は数本は可能ですが、全顎印象は出来ません。アメリカでも始まったばかりです。

あと10年もすれば一般的に使用できるとの話でした。

我々のような開業医でも手が届く程度の機械であってほしいものです。

 

投稿日: by nomura

日本口腔インプラント学会認定講習会

葛飾区金町の歯医者 尾澤歯科医院院長の野村です

平成26年10月12日(日)日本口腔インプラント学会の認定講習会が行われ、講師として参加しました。

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認定講習会は専門医受験の登竜門となる講習会。

若手歯科医師のギラギラした視線の中、CGF、採血、静脈確保の講義と実習を行いました。

専門医まで長い道のりですが、この受講生の中から少しでも多くの専門医が生まれる事を願っております。

そして、正しい知識や技術を、多くの患者に役立てていただきたいと思います。

 

投稿日: by nomura

インターネット上の情報について

東京都葛飾区金町の歯医者 尾澤歯科医院院長の野村です。

平成26年9月18日 私がCo-director をしているITI Study club Packs Tokyo のミーティングを開催しました。

ITIは世界最大のインプラント研究機関です。

そのITIが主催し、世界各地で勉強会を開催しています。

今回は講師として、神奈川歯科大学の丸尾先生に来ていただき、インプラントの荷重時期に関するレポートをしていただきました。丸尾先生は東京医科歯科大学時代から勉強会を通じて知り合いましたが、ハーバード大学を経て数々の業績を残している先生です。

現在のインプラントは材料の進歩により生体親和性はかなり向上しています。しかし、荷重プロトコルは大きな変化はなく、その科学的根拠も確率してきていることにより、安心感を更に高める事が出来ていると思います。

我々専門医は様々な学術論文を読みます。

しかし、その中でも除外すべき論文、採用すべき論文があります。有効な論文を数多く読む事、また、除外できる知識が必要です。

インターネットからの情報が氾濫する中で、患者さんはこのように除外する知識はありません。

その結果、間違った解釈をしてしまう可能性が多々あるという事です。

分からない事があれば、私達専門医に直接質問をすることが解決の最短距離かと思います。

聞きにくいかも知れませんが、気軽に質問してください。

インターネットに頼るのはお勧め出来ません。

投稿日: by nomura