安価=good?

金町 尾澤歯科医院 院長の野村です。

インフルエンザが流行っています。

自己免疫を高めるのが1番です。

体調管理に気をつけて、乗り切っていきましょう。

さて今月より、補綴(かぶせもの等)の料金を改定させていただきます。

20年以上価格をほぼ変更することなく提供してまいりました。

最近の純金相場の高騰、ほかの材料費の上昇、技工価格の上昇などを踏まえて、値上げをさせていただきます。

安価なものには必ず理由があります。

大量生産。仕入れ価格を下げる。安価なものを提供。など、どこかでコストを削減する必要があります。

例えば、クラウンを作成する場合、コストを削減するとしたら、

治療時間を短くする。型どりの材料を安価なものにする。技工を安価で行う。

などが挙げられます。

当院では、保険外治療の場合、最低でも1時間のアポイントをいただいております。

いいものを作るのには、熟練した歯科医師でも時間は必要です。

型どりの材料は重要です。時間をかけて準備しても、寸法変形の少ない安定した材料を用いなくては意味が無くなってしまします。

シリコン印象剤でも最高級の材料を使用します。

写真は3M社のインプリント2の自動連和器です。国内外の材料を、大学在籍中から様々なものを使用してきましたが、この材料は最高だと思っています。

健康保険で使用する印象剤は、安価なアルジネート印象剤です。安価な補綴物を提供する歯科医院は、ほぼアルジネートを使用します。

アルジネートは寸法変形がシリコンと比べると大きいため、少しのずれが生じます。

安価な技工士に依頼することも当院ではしません。

技工士は職人です。高い技術を提供してもらうのに、安い賃金でお願いすることは失礼な事だと思います。また、最後の作製の段階で精密なものが出来なければ、今まで苦労して治療したことが無駄になってしまいます。

当院では、診査から診断、治療、技工、装着まで、総合的に最高の技術を提供します。

従って、安価=goodではありません。

ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

投稿日: by nomura

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