インプラント術前CT撮影について

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です。

GWですが、昨日は1日中雨でした。

久しぶりに文献を読んだり、小説を読んだりとゆっくりした時間を過ごせました。

さて本日の話題は、インプラント術前にCTを撮影することについてです。

現在当院では、ほぼ100%の確率で撮影しています。

撮影は契約している病院や、歯科大学などで行います。

CTが普及していない時代、また、CTの必要性が重要視されていない時期がありました。

しかしCTが普及するようになり、術前診断としての重要性が認知されてきたのです。

当院では、30年近いインプラント手術の実績があります。

昔から来院されている患者様にCT撮影をお願いすると、

「何で必要なのか?今まで撮影してこなかったのに」

と言われることもあります。

しかし人間の体の構造は多様なため、同じ構造の方はいません。

CTを術前に撮影し、神経の位置や動脈の位置、骨の密度や骨の幅、高さを事前に把握しておくことは重要なのです。

CTをみてから、「インプラントをしないほうがいいです」ということもあります。

上顎洞炎の部位にインプラントは出来ません。

また、骨が無い部位にインプラントは出来ません。

あらかじめ分かっていれば、骨を造成する手術が可能な場合があります。

CT撮影には病院に支払う金額、歯科医院に支払う分析料が発生するため、

負担が大きくなりますが、確実に手術をするために、ご協力のほどよろしくお願いします。

投稿日: by nomura

カテゴリ:インプラント