第23回日本全身咬合学会学術大会

葛飾区金町 尾澤歯科医院院長の野村です

平成25年11月10日(日) 日本全身咬合学会学術大会が日大にて開催され、参加しました。

東京歯科大学スポーツ歯学の石上教授の講演がありました。

「スポーツパフォーマンスに咬合の関与はあるのか」の演題。

咬合の関与はあるのは以前より明らかですが、スポーツ選手からの実験データより、咬合との関与を示唆しました。

種目により力の入れ方に違いが出ます。

私の疑問は、咀嚼筋である咬筋に力を入れる事は理解できるのですが、

力を入れた際の咬合接触や咬合力の程度によりどのようにパフォーマンスに関わってくるのかが疑問です。

様々な議論があり、まだ解明されていないため早い解明を望んでいます。

ゴルフの尾崎直道選手がマウスピースを装着してツアーに参加し、失格となったのは記憶に新しいところです。

確かにマウスピースを用いると優位に力が出るのは明らかです。

マウスピースにて単に飛距離を伸ばすのを目的とせず、過剰な咬合力から歯を保護するのは医療行為になります。

歯科医療にてマウスピースを作製していれば失格にはなりません。

ゴルフ選手の方は、試合前にオフィシャルに申請してから試合に臨むことをお勧めします。

 

 

 

投稿日: by nomura

カテゴリ:マウスガード マウスピース