高齢者におけるむし歯について

東京都葛飾区 金町の歯科医院 尾澤歯科医院院長の野村です

記録的に長く続いた梅雨が明けました。

パッションフルーツの花です。時計草の一種ですので独特な花を咲かせます。

連日の猛暑ですが、体調を崩さないようにしていきましょう。

さて、高齢者において歯がたくさん残存している方が多くなってきました。

歯周炎に気をつけるのはご存知かと思います。

しかし、高齢者において歯周病以外に歯を無くす原因となるのがう蝕(むし歯)なのです。

年齢とともに、唾液量が低下します。

唾液の自浄作用などが失われるのと、歯磨きが疎かになるのとが相まってむし歯リスクが高まります。

歯周炎にて歯ぐきが下がった歯は、歯の根(歯根面)が露出するようになります。

歯根面はむし歯になりやすいのです。

そこで、高齢の方に歯の根のむし歯(根面う蝕)が多くなるというわけです。

多く残った歯を長くもたせるためには、定期的なメインテナンスがとても大事になります。

 

投稿日: by nomura

カテゴリ:むし歯